ドライブの複製では、ディスク全体または個別ドライブのコピーを1:1で作成し、これを元のディスクや個別ドライブの代わりに使用できます。この機能により、ディスク全体または個別ドライブの複製が作成されます。この複製には、ハードディスクのパーティション構成に関する情報と保存されているすべてのデータが含まれます。
バックアップとは異なり、追加のバックアップを行うような増分/差分の複製を行うことはできません。また、複製はバックアップのように圧縮または暗号化することはできません。
1つ以上のドライブ全体(ハードディスクなど)から複製を行うことができます。この場合、ハードディスク上のすべてのドライブが複製されます。以下のハードディスクのパーティション構成をサポートしています。
l MBRハードディスク
l GPTハードディスク
l ダイナミックハードディスク
ハードディスク全体だけでなく、単一ドライブを複製することもできます。単一ドライブを複製する場合にも、ハードディスクのパーティション構成が組み込まれます。ファイナル丸ごとバックアップでは、以下のドライブタイプをサポートしています。
l 単一パーティション/ドライブ
l プライマリパーティション、拡張パーティション、論理パーティション
l ダイナミックディスクのシンプルボリューム、スパンボリューム、ミラーボリューム
l システム領域
l マスターブートレコード(MBR)
l マスターブートレコード(MBR)の排他的複製
l 上記の組み合わせ(さまざまなハードディスク、パーティション、ボリュームなどを複製)
正しく複製を行うために、さまざまな設定を変更することができます。自動的に構成されるものもありますが、手動で設定することもできます。以下の内容を設定できます。
変更前の元のデータをバッファリングする(スナップショット)
l 複製先領域が複製するパーティションよりも大きく、拡張パーティションが存在しない場合は、空き領域を拡張パーティションに自動的に変換する
l M.I.R. (Machine Independent Restoration) により異なるハードウェアに合わせた調整を行う