新しいパソコンを購入しました。古いパソコンの完全バックアップがあれば、新しいパソコンに復元できますか?
ファイナル丸ごとバックアップの起動可能なメディアはどのような場合に必要ですか?
どのようにしてバックアップファイルをCD/DVDに保存できますか?
既に存在する大容量のバックアップファイルをCD/DVDに書き込めますか?
分割されたバックアップファイルが複数のディスク(CD/DVD)にありますが、問題ありませんか?
複数のドライブを含んだバックアップファイルを作成しました。この中から1つのドライブだけのバックアップファイルを作成できますか?
増分バックアップファイルのサイズが、基となるバックアップファイルより大きいですが、問題ありませんか?
「ドライブをロックできません」というメッセージが表示されます。これはバックアップに影響がありますか?
複製元ドライブのサイズが複製先のハードディスクより小さいにもかかわらず、保存先の容量が足りないというメッセージが表示されます。なぜですか?
バックアップファイルのサイズがハードディスクより大きくなります。なぜですか?
ファイナル丸ごとバックアップの起動に時間がかかり過ぎたり、まったく起動しない場合は、どうしたらよいですか?
復元中、ファイナル丸ごとバックアップがハードディスクに一時ファイルを作成しました。このファイルは何でしょうか?
バックアップファイルを割り当てるとき、バックアップしていないパーティションがエクスプローラーで表示されるのはなぜですか?
バックアップファイルが見つかりません。どこに保存されていますか?
認証時に使用できるコンピューター名やドメイン名はどこに表示されますか?
ネットワークフォルダーへのアクセス権を確認方法はありますか?
ネットワークドライブ用の自分の認証データは入力済みであるのに、作業を行うたびに入力するよう求められます。
Windowsエラー/Microsoftエラー定義(主要な値)
最低でも毎月1回、定期的にバックアップを行うことを推奨します。バックアップの頻度が高いほど、データが失われたときに、より新しいデータが復元できます。常に完全なシステムをバックアップしてください。
すべてのドライブをバックアップすることを推奨します。すなわち、システムドライブ(Windows、通常はCドライブ)および、すべての個人データや仕事上のデータ(顧客情報、写真、音楽など)が保存してあるデータドライブです。
バックアップ元のドライブが存在するハードディスクにはバックアップを保存しないでください。外付けハードディスクやネットワークドライブ等の外部メディアを推奨します。
新しいパソコンへのシステムドライブの復元は、オペレーティングシステムやインストールされているソフトウェアが古いものに置き換わってしまうため推奨しません。古いパソコンのマイドキュメントなどを新しいパソコンに復元するには、バックアップファイルをドライブとして割り当てをし、手動で復元することを推奨します。
体験版には機能制限はありません。30日間に限りすべての機能を使用できます。
起動可能なメディアは、パソコン全体またはシステムパーティションを復元する場合に必要です。オペレーティングシステムが起動しない場合も、起動可能なメディアを使用できます。
ファイナル丸ごとバックアップは、バックアップファイルをCD/DVDに直接作成することはできません。次の操作を行います。
1. ドライブのバックアップ設定(またはファイルのバックアップ設定)の「バックアップファイルを小さいサイズの複数のファイルに分割する」でファイルサイズの設定を行います。保存したい対象のCD/DVDサイズに合わせて、最大バックアップファイルサイズを設定してください。
2. バックアップを実行します。バックアップファイルのサイズが指定したサイズを上回ると、このサイズを上限に複数のバックアップファイルに自動的に分割されます。
3. バックアップ完了後、「ツール」リボンバー内の「CD/DVD/Blu-rayに書き込む」で、分割されたバックアップファイルを1枚ずつ書き込みます。詳しくは、バックアップファイルの書き込みを参照してください。
CD/DVDの容量より大きなサイズのバックアップファイルを既に作成している場合でも、次の方法で分割できます。
1. 「ツール」リボンバー内の「バックアップファイルを変換」をクリックします。
2. 「追加」ボタンをクリックして、バックアップファイルを選択します。
3. 分割後のファイル名と保存場所を指定します。保存場所は、直接CD/DVDにできませんので、外付けハードディスクなどを指定してください。
4. 分割サイズを指定します。保存したい対象のCD/DVDサイズに合わせて指定してください。
5. 「開始」ボタンをクリックすると、分割されたバックアップファイルが作成されます。変換の際には新たにバックアップファイルが作成され、元のファイルは削除されません。
以下を実行する場合には注意が必要です。
l バックアップの復元
l ファイル単位の閲覧/復元
l 増分バックアップの基となるバックアップファイルとして使用
l 増分バックアップの結合
l バックアップファイルの変換
これらの作業を始める前に、分割したバックアップファイルをハードディスク内の1つのフォルダーに保存することを推奨します。この際、必ず復元先のドライブとは別のドライブにこれらのファイルを保存してください。保存が完了したら、ユーザーガイドの対応する章の説明に従って、上記の作業を行ってください。
パックアップ中も、パソコンでの作業を続けることができます。
ファイナル丸ごとバックアップでは、バックアップ元のドライブが使用中の場合に、現在の状況を一時ファイルに保存します。この一時ファイルを利用してバックアップを行うことにより、パソコンで作業を行っている間もバックアップ可能となっております。詳細は、ドライブのロックを参照してください。
ツール一覧に、バックアップファイルの変換機能があります。この機能を使用して、既存のバックアップファイルのプロパティや内容を変更できます。
以下の手順で行います。
1. 「ツール」リボンバー内の「バックアップファイルを変換」をクリックします。
2. 「追加」ボタンをクリックして、バックアップファイルを選択します。
3. 希望するドライブにチェックを入れて「OK」ボタンをクリックします。元ドライブ一覧には、選択したドライブのみが表示されます。
4. ファイル名と保存場所を指定します。
5. 「開始」ボタンをクリックすると、選択されたドライブのみが含まれるバックアップファイルが作成されます。変換の際には新たにバックアップファイルが作成され、元のファイルは削除されません。
ドライブの複製は、対象のディスク/ドライブを別のディスク/ドライブにそのままコピーを行います。ストレージボリューム/ドライブは、圧縮されずに直接保存されます。バックアップに対する複製の利点は、バックアップファイルを使用する手間が省けることです。ドライブを復元することなく、ドライブの複製にアクセスできます。ただし、圧縮や暗号化はできず、また追加の複製を行うこともできません。
重要: ドライブの複製では、コピー先として選択したディスク/ドライブの内容はすべて上書きされます。複製の際には、ハードディスクの使用されていない領域を指定するか、純粋に保存用として使用しているドライブを選択してください。
一時ファイルは、バックアップやドライブの複製を行うときに作成されます。バックアップ/複製時に対象のドライブが使用中の場合に、データの整合性を保証するため必要とされます。ただし、バックアップ/複製時にドライブをロックした場合は、一時ファイルは作成されません。
通常、この一時ファイルはバックアップ完了後に自動的に削除されますが、バックアップ中にシステムに問題が発生したり、落雷などによりパソコンが強制シャットダウンされたりした場合などに一時ファイルが削除されないこともあります。一時ファイルは10GBに達することもあるため、空き容量減少の原因になります。その場合は次のようにして一時ファイルを手動で削除してください。
1. Windowsエクスプローラーまたはマイコンピュータを開きます。
2. 隠しファイルをWindowsエクスプローラーで表示できるようにします。
l Windows 10/8.1の場合、エクスプローラーのリボンメニューから「表示」タブを選択して、「隠しファイル」を有効にします。
l Windows 7/Vistaの場合、エクスプローラーの「整理」ボタンから「フォルダーと検索のオプション」をクリックし、「表示タブ」で「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を有効にします。
3. 各ドライブの直下にある「Tempxxxxxxxxxxxxxxxxxx」(xxxxxxxxxxxxxxxxxxはランダムな数値)のファイルを削除してください。
なお、Windowsが隠しているファイルやフォルダーはWindowsの動作に必要なものです。不用意に削除されることを防ぐために隠していますので、問題が解決しましたら、上記設定を元に戻してください。
増分バックアップのデータ量は、通常、基となるバックアップファイルに比べて少ない点が挙げられます。定期的にバックアップを行う場合、バックアップファイルのサイズを小さくでき、バックアップ先ドライブの容量節約につながります。
これは、基となるバックアップファイルを作成した時点から後に、パソコンのデフラグを行ったときなどに起こる可能性があります。デフラグ作業により新しく構成し直されたファイルセグメントはすべて「変更」として認識されます。
システム処理は絶えず行われているため、通常、システムパーティションをロックすることはできません。システム以外のドライブ(データドライブ等)をバックアップする際、ドライブをロックするオプションが選択されている場合に表示されることがあります。これは、バックアップを行うドライブが使用中でロックできなかったことを示しています。一般的に、このメッセージはバックアップ作業に影響はありません。ロックできなくても、一時ファイルを利用して問題なくバックアップを行うことができます。
複製元としてハードディスク全体を選択していないことを確認してください。
例: 100GBのハードディスクが、以下の2つのパーティションに分割されているとします。
l システムパーティション(20GB)
l データパーティション(80GB)
システムパーティションを40GBの外部ハードディスクに複製しようとする際、ハードディスク全体を複製元として選択していると、保存先の容量が足りないというメッセージが表示されます。ハードディスク全体ではなく、システムパーティションのみを複製元として選択してください。
これは全セクター方式または拡張全セクター方式でハードディスクのバックアップファイルが作成された場合に発生します。これらの方式は、ビットごとにデータを保存し、バックアップ内とハードディスク上のファイナル丸ごとバックアップのメタデータも含まれるためです。
動作環境を確認してください。また、最新のドライバーが使用されているか確認をしてください。
ファイナル丸ごとバックアップは、通常、バックアップを作成する前に、多くのメタデータをローカルファイルに保管します。このデータは、バックアップファイルを作成する際に必要となります。バックアップの整合性を保つために、このファイルはバックアップに含められます。通常、このファイルはバックアップ後に自動的に削除されます。
この一時ファイルが、オペレーティングシステムの処理やユーザーの操作が原因で、削除されないことがあります。そのような場合、このファイルは削除されずにシステムに残ります。しかし、この一時ファイルは問題なく削除できます。
バックアップファイルには、バックアップしなかったパーティションの情報も含まれております。この情報は、バックアップファイルの割り当て、仮想ディスクへの変換、ドライブの復元において必要となります。
しかしながら、バックアップされていないそのようなパーティションについての情報やデータは存在しないため、割り当てても使用することはできません。結果、バックアップされていないパーティションは、フォーマットされていない「RAW」として表示されます。
バックアップファイルは、バックアップしたときに指定した場所(外付けハードディスクやネットワークドライブなど)にあります。
外付けハードディスクやネットワークドライブにバックアップファイルを保存しなかった場合、バックアップファイルは次のフォルダーにあります。
l C:\ProgramData\ファイナル丸ごとバックアップ\ファイナル丸ごとバックアップ\バックアップ ファイル\
これらのフォルダーは隠しフォルダーとなっていますので、上記「一時ファイルとは何ですか?なぜ作成されますか?」に記載されている方法で隠しフォルダーを表示してください。
以下の手順で確認できます。
Win + Pause キーを押します。Pauseキーがキーボードにない場合、エクスプローラーの「PC」または「コンピューター」を右クリックし。[プロパティ]をクリックします。
ファイナル丸ごとバックアップのプログラム設定を開き、「セキュリティ」タブから「認証テスト」ボタンをクリックすることで確認できます。確認したいフォルダーのパスを入力して「確認」ボタンをクリックしてください。
Tip: エクスプローラーでフォルダーを右クリックしたときに表示されるコンテキストメニューで「プロパティ」を選択し、「セキュリティ」タブをクリックします。フォルダーにアクセスできる全ユーザーが一覧表示されます。
ネットワークドライブのバックアップファイルを復元する場合などは、認証データの再入力を求められる可能性があります。この原因は、Windowsによるものです。特定のダイアログ(ファイル選択のダイアログなど)は、ファイナル丸ごとバックアップのダイアログではなく、Windowsのダイアログです。Windowsはファイナル丸ごとバックアップの認証情報にアクセスできないため、選択したネットワークドライブのアクセス認証情報を再入力する必要があります。
ファイナル丸ごとバックアップの動作中、さまざまなエラー通知が表示されることがあります。これらは、ダイアログに表示されるか、レポート内で見られます。
ユーザー名または認証情報が無効なため、アカウント登録に失敗しました。
ユーザー名とパスワードの両方またはいずれかが間違っています。必要に応じて、システム管理者に相談してください。
入力された認証情報は有効ですが、ユーザーアカウントにおける制限のため、認証成功しません。
各々のユーザーアカウントの設定を変更してください。「Read only」のような制限が有効にされている可能性があります。
ユーザーアカウントが時間制限にかかっており、さらに現時点では登録ができません。
最長ログイン時間の有効期限が切れています。再度、ログインしてください。
ユーザーアカウントのパスワードの有効期限が切れました。
パスワードの有効期限が切れました。新しいパスワードを入力してください。
参照されたアカウントは現在無効のため、登録のためにアクセスできません。
ユーザーアカウントが無効にされました。適用される場合は、システム管理者に連絡してください。
多くの無効な登録が試行されたため、アカウントが自動的にブロックされました。
ユーザーアカウントがブロックされました。必要に応じて、システム管理者に相談してください。
内部エラーコード(個別に設計されたエラーコード)は、レポートに表示される一連のエラーコードにおける最後の桁です。
エラーコード |
コード説明 |
0x385 |
無効なジョブまたはスクリプトです。 |
0x387 |
サポートされていないタスク、またはジョブ/スクリプトの記載された内容が間違っています。 |
0x388 |
パラメーターが間違っているか、タスクでサポートされていません。 |
0x38A |
必須パラメーターがありません。 |
0x70 |
インストールが無効、または損傷しています。 |
0x7D1 |
未知のホストです。 |
0x7D2 |
無効なホストのポートです。 |
0x6A6 |
無効なパスワードファイルです |
0x6A9 |
パラメーター(レジストリ)上で無効なキーワードです。 |
0x6AA |
パスワードファイルが登録されていません。 または対象フォルダーがパスワードファイル内にありません。 |
これらのエラーコードは、Windowsで定義されています。レポートに表示される一連のエラーコードの最初の桁です。
エラーコード |
コード説明 |
C0000240 |
プロンプトが削除されました。 |
C0000022 |
アクセスが拒否されました。プロセスは、アクセスが拒否された対象へのアクセスが必要です。 |
C0000033 |
対象(パス/ファイル)が無効です。 |
C0000034 |
対象(パス/ファイル)が見つかりません。 |
C0000035 |
同じ対象(パス/ファイル)が既に存在しています。 |