復元または複製後に、変更されたハードウェアに対する手動適応を実行できます。
手動による適応を行うには、システムディスク全体の復元または複製を実行します。実行後、次の操作を行います。
1.
復元/複製先のディスクを接続します。
2.
「ツール」リボンバー内の「コンピューターのプロパティを変更」をクリックします。コンピューターのプロパティを変更 ウィンドウが開きます。
3.
コンピューターのプロパティを変更画面の「...」ボタンをクリックします。
4.
復元/複製先のシステムドライブにある「Windows」フォルダーを選択して「OK」ボタンをクリックします。
5.
「読み出し」ボタンをクリックします。
6.
画面内のすべての設定を有効にします。コンピューター名には新しい名前を指定してください。
Note: 元のパソコン(インストール済みのWindowsオペレーティングシステムのバージョンやプログラム)を復元・複製する場合は、ネットワーク内で構成済みパソコンを使用する際の将来的な問題を避けるためにも、パソコンの名称とSIDを変更することを推奨します。
7. 「変更」ボタンをクリックします。
M.I.R.が行う適応は、「別のハードウェアに復元する(M.I.R.: Machine Independent Restoration)」を選択した際に有効/無効に設定できる3つのアクティビティに分割されます。
Windowsオペレーティングシステムは、さまざまなプラットフォームとの互換性が求められます。この移植性は、オペレーティングシステム内の特殊なレイヤーによって実現されます。
これによりオペレーティングシステムは、I/Oインターフェイス、割り込みコントローラー、マルチプロセッサー通信メカニズムをはじめとするハードウェアや、アーキテクチャー、マシンに依存したデバイスの管理および制御を行います。このレイヤーは通常、インストール済みで稼働中のWindows上の現行ハードウェアにインストールされて調整されます。
ハードウェアを交換する場合、インストール済みのオペレーティングシステムやプログラムを円滑かつ継続的に機能させるために、このレイヤーを新しいハードウェアに合わせて調整する必要があります。
ドライバーは、I/Oマネージャーと対応するハードウェア間のインターフェイスです。直接ではなく、ハードウェアアブストラクションレイヤー経由で間接的にアクセスされます。置き換え後、新しいハードウェアに対応するドライバーは、このレイヤーで適切に動作することを確認するためにインストールされる必要があります。
このアクティビティでは、情報を完全なものにするために、次回の起動時に内部セットアップを実行するようWindowsオペレーティングシステムに通知します。この結果、Windowsオペレーティングシステムは、変更後に自動的に適応を行い、新しいハードウェアの登録を完了させることができます。
Note: M.I.R.機能を用いて別のハードウェアで復元/複製したハードディスクを使用したい場合、復元/複製操作は、使用したいハードウェア上で行う必要があります。
Note: 別のパソコンにドライブのバックアップを復元する場合、Windows🄬のライセンスは無効になりますので、Windows🄬ライセンスの再認証が必要になります。
重要: すべての異なるハードウェアに適応することを保証するものではありません。M.I.R.機能を用いても復元/複製したデータを別のハードウェア上で正しく扱えない場合もあります。
「ドライバーを追加」ボタンをクリックし、別のハードウェアに適合するドライバーをそのハードウェアに組み込みます。
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